名古屋コーチンといえば 東新町 鳥銀

名古屋コーチンとは

比内地鶏や薩摩地鶏と並び、日本三大地鶏と呼ばれる名古屋コーチンですが、皆様はそのルーツをご存じでしょうか。
お料理を美味しく召し上がっていただくために、僭越ではありますが、少しだけ名古屋コーチンについてご説明させていただきたいと存じ上げます。

名古屋コーチンについてご説明させていただく際に、旧尾張藩士である海部壮平・正秀兄弟の二人を語らずには始まりません。この二人の手により、名古屋コーチンは誕生いたしました。

ここ名古屋では、明治以前の養鶏が一般的ではなかった頃から、肉や卵を売るために養鶏が行われておりました。当時の名古屋地鶏は、体も小さく(雌で1㎏弱)産卵数も少ない鶏でしたが、先に挙げた海部兄弟は、「九斤」(きゅうきん:一説には、中国より輸入したバフコーチン)という名の5㎏もある大柄な鶏などと交配させ、少しずつ理想の鶏に近付けていったのです。ここでの改良種は「海部種」や「薄毛」と呼ばれておりました。

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